おはようございます、こんにちは、こんばんは。先日は学習アプリ作成会にご参加いただきありがとうございました。今回もレポートとして記事を投稿いたします。分かりにくかった点は以下の動画#11をご覧ください。
また、記事に誤りがあった場合は、優しくご指摘いただけますと幸いです。なお、この記事は筆者が一方的に書いているものなので、文責はkuro.が負うものです。ご理解いただけますと幸いです。
動画#11
復習動画は準備中です。
気長にお待ちください。
本日が最終回。イベント主催者3人による学習アプリのお披露目会という形でお送りいたしました。Akiraさんとようさんの作ったアプリケーションは、動画でご覧ください。
学習アプリ作成会で使用した関数を中心に、ようさんのチャンネルで『関数解説シリーズ』としてリリースされています。チャンネル登録、高評価よろしくお願いします!
前回の復習(#10)
復習動画は準備中です。
気長にお待ちください。
復習に関しては動画を視聴していただくか、当ブログの『Power Platform 学習アプリ作成会#10』をお読みいただければと思います。Akiraさんのチャンネルは高評価と登録をよろしくお願いします。
最終形態:英単語四択クイズアプリ
今回は、主催者それぞれで追加したい機能や修正を行いました。この記事では筆者(kuro.)のアプリと学習アプリ作成会の感想をまとめます。Akiraさんとようさんのアプリは、彼らの記事や動画をご覧ください。
ホーム画面のデザイン
自分が作っていたのが旧画像の方だったのですが、改画面の方は「画像を入れると急にそれっぽくなる」という助言を聞いてのこと。確かに、こちらの方がより「使いたい」と思えてきますし、中間色も映えます。
簡易的なカレンダーを追加する
ホーム画面には、時計と日付を追加しました。Power Appsはアプリケーションを再生するとスマートフォンなどの端末を使用していた場合、時間が分からないからです(作り方はLearnのNow関数の項目に書いてあります)
タイマーのDurationを1000に設定して自動スタートに。OnTimerEndプロパティにはNow関数の戻り値をグローバル変数(glbCurrent)に1秒ごとに格納し続けるようにセットします。
その glbCurrent をラベルのTextプロパティに入れ、さらにText関数で整形して表示しているというだけの簡易的なカレンダーと時計です。
このままだと1秒のラグが生じてしまうので、推奨はされていませんが、OnStartプロパティにもNow関数の戻り値を取得するglbCurrentを書いておきます。これで、アプリを起動した時に現在日時を取得することができます。
なお、下3つのグローバル変数は、それぞれヘッダーやボタンの色です。この部分を変えるだけで設定した全てのコントロールに反映されていくようにしています。変数というのは、繰り返し使うコードに対しても有用だと教えていただきましたからね。
全問正解時に花丸を表示する
花丸は何歳になっても嬉しいですよね。ということで、フリー素材の花丸をお借りして10問正答の時だけ表示されるようにしました。Visibleプロパティには以下のコードを書きます。
If(CountRows(Filter(colAnswer,TF=true))=10,true,false)
全問正解時に colAnswer の罫線を消す
また、全問正解時に罫線が出るようになっていたので、罫線を0にするように以下のコードを書きました(恥ずかしながら、これを考えるだけでかなり時間を要しました)
If(CountRows(Filter(colAnswer,TF=false)),1,0)
空白の値が入らないようにする
IsBlank関数は、コントロール内が空白かどうかを検出してくれる関数…ということなので、DisplayModeプロパティに空白なら無効、値が入っていたら編集という条件分岐を入れました。
If(IsBlank(txtJapanese.Text),Disabled,DisplayMode.Edit)
IsEmpty関数はテーブル内に空白があるかどうかを検出してくれる関数…ということなので、こちらも同様の手順でDisplayModeプロパティに条件分岐を入れています。
If(IsEmpty(colWordData),Disabled,DisplayMode.Edit)
元々のアプリケーションがしっかりと作り込まれていたこともあって、自分が思い付いたのは以上の内容でした。お二方のアプリを拝見した時に恥ずかしくなったのを思い出します。Power Appsの奥深さを改めて味わった日になりました。
感想
ここからはお二方のアプリについて感想です。
かなり作り込まれていて、プロ開発者ってすごいな(小並)って思いました。中でも衝撃的だったのがPower Appsのフォントには制限がないということ。Fontプロパティで自由に設定できることを知りました。
Power BIで視覚的に学習履歴を見ることもできますし、Configページも未完ながら作られておいででした。隠しコマンド的なパスワードギミックが個人的にはツボ。
ボタンの形状も文字も工夫次第でいくらでも変えられることを教えていただきました。詳細はようさんが記事を書いてくれるはずです。公開され次第でリンクは貼っておきますね。お楽しみに。
Akiraさんからは、私とようさんが色々作って来ることを踏まえて、教育的な立場からミニ講義をしていただきました。もちろん、記述式問題や数学講師ならではの作問もされておいででした。
これらもデータさえあれば四択問題と同じ要領で作ることができるとのことです。こうして色々な教員が問題を持ち寄って一つのアプリにしていくと学校として面白いと思うのですが、それができる体力のある学校も限られてきそうです(商機がありそうですね)
また、こうしてランダムで問題を出題することで理解の定着を図ることもできます。正解も不正解もその場で分かります。紙ベースでの学習ではなくアプリケーションだと子どもたちも喜んで使ってくれます。そういったことから色々な学習効果が期待できそうです。
次回に向けて
次回は未定です。
半年間、12回に渡っての学習アプリ作成会にお付き合いいただきありがとうございました。
本イベントは一旦「休止」となりますが、また開催される日がありましたら皆さまとお会いできるのを楽しみにしています。
それでは、また。